赤穂緞通工房ギャラリー東浜

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東浜の赤穂緞通

緞通づくりは糸づくりから

一畳分の緞通に、約1,000mの経糸、約700mにも及ぶ緯糸を織る赤穂緞通。工房 東浜では、より繊細な文様と日本特有の微妙な色合いを表現するために、独自で糸を調達し糸づくりから行っています。材料は、繊維の細かい最高級綿糸コーマ糸。ムラなく均等な色に染めるために、カセ(糸の束)から丁寧に作り、約一カ月かけて理想の色に仕上げています。

3度の「摘み」

一人の織り手が一畳分を約半年かけて完成させる赤穂緞通。その最大の特長は、文様の輪郭に溝を付ける「筋摘み」、厚さを均等にする「地摘み」、そして「仕上げ摘み」の3工程があることです。握り鋏で根気よく糸を摘むこの作業が全工程の大半を占め、他の緞通にない柔らかな手ざわりと美しい文様を表現します。使う鋏は「腰折れ鋏」といい、工房東浜で使う鋏は、堺の手打ち鍛冶職人によって造られています。

独特の織機

鍋島緞通や堺緞通では、床から垂直になった竪機(たてばた)が使われていますが、赤穂緞通は床に水平な水平織機を使います。織機はかつて、木工品を専門に造る指物大工が作っていましたが、現在、織機を作れる職人はごく数名。工房 東浜の織機は、腕の確かな指物大工さんを探していただき、古い設計図をもとに制作されたものです。

創作柄について

伝統的な柄を組み合わせたり、新しい色合いを提案したりしながら、現代を生きる若い人々にも受け入れられる東浜独自の緞通づくりを目指しています。例えば、「紙風船」は、女性の可愛らしさを表現した東浜オリジナルの文様。ふわふわと舞い上がる紙風船に、やさしくしなやかな女性の成長を願って。誕生日や成人式、ご結婚などの記念日にふさわしい一枚をお作りします。

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トランペットスタジオ 5つの銅貨 THE FIVE PENNIES trumpet studio
トランペットスタジオ 5つの銅貨 THE FIVE PENNIES trumpet studio

「ギャラリー東浜」の一室をレッスンスタジオに、海外で活動していた講師が、マンツーマンでレッスンを行っています。トランペットは初めてという方、楽譜が読めない方も大歓迎です!希望があれば、英語でのレッスンも可能です。