同じ赤穂緞通といっても、昔からよく織られていた柄と珍しい柄とがあります。
当時の職人さんによると、最後まで残った織元の西田緞通でよく織られていた柄は、図面を見ず織れるほど、記憶して製作していたのだそう。記憶するまでに費やした時間と毎回同じものを作る労力と気力は、想像を絶します。それが一枚でも多く作るための知恵であり、当時の「仕事として赤穂緞通を織る」という姿だったのだと思うと、ただただ頭が下がる思いです。
この作品は昔からよく織られた、赤穂緞通の代表的な柄、「蟹牡丹文・縁二重雷文」。
同じ名前のついた柄でいくつかパターンがあります。東浜でも3パターン用意しております。
単体でみると渋すぎる気もしますが、多く織られたものだけあって、空間全体でみると最も馴染みやすい、落ち着く柄のように思います。
「ギャラリー東浜」の一室をレッスンスタジオに、海外で活動していた講師が、マンツーマンでレッスンを行っています。トランペットは初めてという方、楽譜が読めない方も大歓迎です!希望があれば、英語でのレッスンも可能です。