赤穂緞通工房ギャラリー東浜

お問い合わせ English Website

東浜ブログ

2023.06.16

織り機

こんにちは 東浜で研修中の奥です。

再び緞通製作で挟せ(たて糸に色のついた糸を挟む工程)に励んでおります。

 

 

 

『鶴の恩返し』の機織りの「シャー(よこ糸を往復させる音)、ダンダン!!(筬〈おさ〉で糸を打つ音)」のイメージです。

よこ糸と挟む色糸は同じ太さなのに、積みあがっていく緞通に左右差が出たりします。

左右、中央と出来上がりの緞通の長さに差が出るということは、柄に歪みが生じてきます。

そのため左右、中央に出来上がりの長さを測り、さんころと呼ばれる丸太に巻いている縄の幅を動かしたり、

 

 

傍輩(ぼうばい)と呼ばれる金属の筒に5本1組の束になっているたて糸をちょいちょいと動かしたり、たて糸にロープを噛まして調整しています。

 

 

必要に応じて、緞通が均一な高さになるようによこ糸を増やすこともあります。

 

湿度の高い梅雨の季節は筬(おさ)の入りがいいのですが、乾燥の強い冬は加湿器を使用し、湿度を保ちながら緞通製作をしています。

織り機の仕組みは複雑で未だに理解できていないこともあり、昔の人ってとても賢く、色々考えられて今に至るんだな~と感心します。

 

 

赤穂緞通の歴史などを知るために資料を見ていたところ、『雨などで塩田が休みになると、浜男が大勢で緞通場に遊びに来た。ここで織子と浜男のカップルが生まれたのである』と記載がありました。

へぇ~緞通の工房が出会いの場だったんですね。

東浜が素敵な出会いの場となるよう、たくさんの方にお越しいただければと思います。

赤穂にお越しの際には、お気軽にお立ちより下さい。

展示会や、不在中の場合もあるため予約をおススメします。

 

**
東浜では昔から受け継がれてきた
技術や伝統、想いを大切に、
品質の良い赤穂緞通の製作を心掛けています。
今でも握りバサミ一本で作る工程は150年前と変わりません。

プロの染色家によって染められた最高級コーマのブランド糸を独自に調達し、新作の赤穂緞通を販売しております。
東浜で製作されている赤穂緞通は新柄を含めて、持ち主となる方の幸せを願った柄。

昔から織られてきた一畳サイズだけでなく、現代の暮らしに合ったサイズや、アートとして額に入ったものもご用意があります。
是非ギャラリーにて赤穂緞通のある世界を体感下さい。


プロフィールに記載のホームページ右上にあります、
お問い合わせフォーム、お電話(0791-25-1395)またはSNSのDMなどからお気軽にお問い合わせ下さい。




#赤穂緞通 #赤穂段通 #赤穂段通工房ギャラリー東浜 #ローマは一日にして成らず #赤穂緞通も1日にして成らず #赤穂緞通工房ギャラリー東浜  #本物志向  #一点もの #一品  #イッピン  #日本の色 #和のある暮らし #日本のインテリアコーディネート  #伝統工芸品が好き  #工芸品のある暮らし #幸せを願って #赤穂  #伝統工芸品をもっと身近に #浜男と織子の出会いの場 #経糸の調整
#japanesecraft #japanesetraditionalcrafts #japaneserug

トランペットスタジオ 5つの銅貨 THE FIVE PENNIES trumpet studio
トランペットスタジオ 5つの銅貨 THE FIVE PENNIES trumpet studio

「ギャラリー東浜」の一室をレッスンスタジオに、海外で活動していた講師が、マンツーマンでレッスンを行っています。トランペットは初めてという方、楽譜が読めない方も大歓迎です!希望があれば、英語でのレッスンも可能です。